【 理 念 】
白十字会は、キリスト精神を基に、その時代においてもっとも必要とされている社会福祉事業を積極的に展開し、地域社会が求める福祉と医療を推進します。
【 使 命 】
白十字会は、社会福祉事業を通して、地域社会の持つ可能性を拡げ、病気や障害などにより困難に直面している人々の自立を支え、クォリティオブライフ(QOL)を高め、そしてそれぞれの人生の目的を達成するための支援に取り組みます。
【 価値と目標 】
白十字会には、より質の高い社会福祉事業を追求し、以下の価値と目標を実現するために、柔軟で創造的な発想と行動が求められています。
白十字会は、明治44年に創設されました。当時は現在のような社会福祉法人の制度はなく、社団法人として認可されました。戦後、社会福祉事業法(現社会福祉法)ができて、社会福祉法人に改組した時に、白十字会を創設した林止(はやしとどむ)先生をはじめとする18人のプロテスタントのキリスト教の信者である開業医であったことから、法人の定款に「白十字会をキリスト精神で運営する」と謳ったのです。
「キリスト」精神というとき、「キリスト教」精神でないことに注目してください。
キリスト教ではない、仏教でもない、外国からのキリスト教伝道のように特定の宗派ではない、キリスト教のカトリックでもない、プロテスタントでもないということです。
そうではなくて、「キリストに倣うもの」、「キリストと同じ行動をする」という意味です。「キリストが行った業を行いましょう」という意味です。